住宅ローンを完済しているマンションでも、将来の不安から「今のうちに売却した方がいいのでは」と考える方は少なくありません。
今回は、築40年のマンションにお住まいのお客様から、物忘れや将来の認知症への不安をきっかけにご相談をいただいた事例をもとに、ハウス・リースバックを使うべきかどうかをQ&A形式で整理します。
Q1. ローンを完済していてもリースバックは使えますか?
A. 使うこと自体は可能です。
ハウス・リースバックは、自宅を売却したあとも賃貸として住み続けられる仕組みです。住宅ローンが残っている方だけでなく、ローンを完済している方でも利用を検討することはできます。
今回のお客様も、将来もし認知症が進んだ場合に売却の判断が難しくなるのではないかという不安から、選択肢の一つとしてハウス・リースバックの説明を受けたいというご相談でした。
Q2. 今回はなぜ売却を考えたのですか?
A. 将来の物忘れや認知症への不安がきっかけでした。
ご主人は物忘れ外来を受診されており、認知症ではないものの、脳波の乱れがあると言われている状況でした。
また、築40年のマンションということもあり、「10年後には売れなくなってしまうのではないか」という心配もお持ちでした。
ご家族はそれぞれ遠方にお住まいのため、元気なうちに不動産のことを整理しておきたいというお気持ちもありました。
Q3. すぐにリースバックを勧めなかった理由は?
A. 今回は、毎月の賃料負担が新たに発生する点が大きな理由です。
お客様のマンションは住宅ローンを完済済みで、現在はローン返済がありません。資金的に急いで困っている様子もなく、ご本人もお仕事を続けており、すぐに引っ越しが必要な状況でもありませんでした。
ハウス・リースバックを利用すると、売却後も住み続けられる一方で、毎月の賃料支払いが発生します。奥様も、リースバックによって賃料が発生することに抵抗感をお持ちでした。
そのため、今すぐ資金化する必要がない状況で利用すると、かえって資産が目減りしてしまう可能性があると判断しました。
Q4. 築40年だと早く売った方がよいですか?
A. 築年数だけで、すぐに売却を決める必要はありません。
今回のマンションは、蒲田駅から徒歩10分の立地で、新耐震基準の建物でした。そのため、築40年という不安はあるものの、10年後に極端に売れなくなる可能性は低いとご説明しました。
もちろん、不動産市況や建物の管理状態によって将来の価格は変わります。ただ、「築年数が古いから今すぐ売らなければいけない」とは限りません。
Q5. 今回はどのような提案になりましたか?
A. 今すぐ売却やリースバックを進めるのではなく、2〜3年後を一つの節目として再検討する提案をしました。
目安としては、80歳を迎える頃にもう一度状況を整理する流れです。今は査定書で現在の価値を確認し、将来必要になったタイミングで改めて判断していただくことになりました。
不動産の相談では、「売ること」だけが正解ではありません。今回のように、今はまだ動かない方がよいケースもあります。
Q6. リースバックはどんな人に向いていますか?
A. 住み続けながらまとまった資金が必要な方には、選択肢になる場合があります。
たとえば、住宅ローンの返済や生活資金、相続前の整理など、今すぐ資金化する明確な理由がある場合は、ハウス・リースバックが役立つこともあります。
一方で、ローンを完済していて住居費負担が少なく、急いで資金化する必要がない場合は、毎月の賃料負担まで含めて慎重に考える必要があります。
売却を急がない判断にも価値があります
ハウス・リースバックは便利な仕組みですが、すべての方に向いているわけではありません。
特に住宅ローンを完済しているマンションでは、今の住居費負担が少ない分、売却後に発生する賃料が家計に与える影響をよく確認することが大切です。
ハウスドゥ大森海岸では、売却を前提にするのではなく、お客様の暮らしやご家族の状況、将来の不安を整理したうえで、今動くべきかどうかを一緒に考えています。
「今売るべきか迷っている」
「ハウス・リースバックが自分に合うのか知りたい」
「将来に備えて、今の不動産価値だけ確認しておきたい」
このような方は、無理に進める前に一度ご相談ください。
👉 ハウス・リースバックの流れや仕組みをもっと詳しく知りたい方は ハウス・リースバックのご案内ページをご覧ください。
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※住宅ローンの残債や今後の暮らし方を整理しながら、無理のない進め方を一緒に考えてまいります。
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