リースバックのメリット・デメリットとは?価格より「住み続ける安心」を選んだご相談事例
「できれば、この家から引っ越したくないんです」
不動産売却のご相談を受けていると、このようなお話を伺うことがあります。
まとまった資金は必要。
でも、長年住み続けてきた自宅からは離れたくない。
そんなとき、選択肢の一つとなるのが「リースバック」です。
リースバックとは、自宅を売却したあと、買主と賃貸借契約を結ぶことで、そのまま同じ家に住み続ける方法です。
最近ではインターネット上でも、
「リースバックは売却価格が安くなる」
「家賃を払い続けなければならない」
といったデメリットを目にすることが多くなりました。
確かに、どちらもリースバックを検討するうえで確認すべき大切なポイントです。
ただ、実際にお客様からご相談を受けていると、
「それはすべての人にとって、本当にデメリットなのだろうか?」
と感じることがあります。
生活資金のために自宅の売却を検討
今回ご相談いただいたのは、長年ご自宅で暮らしているお客様です。
今後の生活を考えると、まとまった資金を確保する必要があり、自宅の売却を検討されていました。
通常の不動産売却という方法もあります。
しかし、お客様がとても大切にされていたのが、
「できれば今の家に住み続けたい」
ということでした。
そこで、通常売却だけではなく、リースバックも含めて検討することになりました。
売却価格が低くなることはリースバックのデメリット?
リースバックでは、一般的な仲介による不動産売却と比較して、売却価格が低くなることがあります。
価格だけを比較すれば、これは確かにリースバックのデメリットです。
もし、
「とにかく少しでも高く売りたい」
ということが最優先であれば、リースバックではなく通常売却の方が適しているケースもあります。
しかし、不動産売却で何を優先したいのかは、人によって違います。
今回のお客様の場合は、売却価格だけではなく、
「今の家に住み続けられること」
も非常に大切な条件でした。
多少売却価格に差があったとしても、住み慣れた自宅でこれまでと同じ生活を続けられる。
そこに大きな価値を感じる方もいらっしゃいます。
つまり、売却価格が低くなるというデメリットだけで、リースバックが自分に向いていないと判断することはできません。
リースバックのメリットは「引っ越さなくていい」だけではありません
リースバックの大きなメリットとして、
「売却後もそのまま自宅に住み続けられる」
ことが挙げられます。
しかし、実際のお客様とお話ししていると、その意味は単に「引っ越しをしなくて済む」ということだけではありません。
長く暮らしてきた地域には、
いつも利用するスーパーや病院があり、
慣れた道があり、
ご近所との関係があります。
お仕事をされている方であれば、引っ越すことで通勤時間や通勤経路が変わることもあります。
たとえ隣のエリアへの引っ越しだったとしても、生活環境は少しずつ変わります。
特に長年同じ場所で生活してきた方からは、
「新しい場所で生活していけるだろうか」
「新しい地域になじめるだろうか」
といった不安を伺うことがあります。
つまり、リースバックで守れるものは「家」だけではありません。
今まで築いてきた生活そのものを、大きく変えずに済む。
この「慣れている生活を続けられる安心感」は、金額だけでは比較できないリースバックの大きなメリットの一つだと私たちは考えています。
家賃が発生することはリースバックのデメリット?
リースバックでは、自宅を売却したあと、毎月家賃を支払うことになります。
ただし、家賃が発生することだけで、必ずしもデメリットとは言い切れません。
住宅ローンを返済中の方であれば、現在の住宅ローン返済額より、リースバック後の家賃の方が少なくなるケースもあります。
また、通常売却をして別の賃貸住宅へ引っ越した場合でも、家賃は発生します。
そのため、
「リースバックなら家賃がかかるからデメリット」
と一律に判断するのではなく、
- 現在の住宅ローン返済額
- リースバック後の家賃
- 現在の自宅の広さ
- 駅までの距離
- 周辺の賃貸相場
- 別の賃貸住宅へ引っ越した場合の家賃
- 今後の収入から無理なく支払える金額
なども含めて比較することが大切です。
今回のお客様も、ご自身の今後の収入から毎月いくらまでなら無理なく家賃を支払えるのかを考えたうえで、リースバックを検討されています。
また、自宅の広さや駅からの距離などを考えると、提示された家賃は周辺の賃貸相場と比較しても決して高い条件ではありませんでした。
一方で、今後の収入に対して家賃負担が大きく、継続して支払うことが難しいのであれば、その方にとってはデメリットになります。
大切なのは、
「家賃が発生するかどうか」
ではなく、
「現在の住居費と比べてどうなのか。そして、その家賃を今後も無理なく払い続けられるのか」
ということです。
固定資産税の負担がなくなることもリースバックのメリット
自宅を所有している間は、毎年固定資産税などを支払う必要があります。
リースバックでは自宅を売却して所有者ではなくなるため、売却後の固定資産税は新しい所有者が負担することになります。
そのため、これまで毎年支払っていた固定資産税の負担がなくなることも、リースバックを検討する際のメリットの一つです。
一方で、売却後には家賃という新しい支出が発生します。
だからこそ、
「固定資産税がなくなるからメリット」
「家賃が発生するからデメリット」
と一部分だけを見るのではなく、売却後の生活費全体を考えることが大切です。
リースバックのメリット・デメリットは「何を優先するか」で変わります
リースバックには、メリットもデメリットもあります。
ただし、それがどの程度のメリット・デメリットになるのかは、その方によって異なります。
通常売却より売却価格が低くなる可能性がある。
売却後は家賃を支払う必要がある。
自宅の所有権がなくなる。
こうした点は、リースバックを契約する前にきちんと理解しておく必要があります。
一方で、
まとまった資金を確保できる。
引っ越しをしなくていい。
通勤や通院などの生活環境を変えなくていい。
地域のコミュニティから離れなくていい。
固定資産税の負担がなくなる。
そして何より、
「住み慣れた家で、今までと同じ生活を続けられる」
というメリットがあります。
何を一番大切にしたいのかは、人によって違います。
価格を最優先する方にとって大きなデメリットになることが、
「生活を変えたくない」
「今の家に住み続けたい」
という方にとっては、受け入れられる条件になることもあります。
リースバックのメリット・デメリットは、項目だけを並べて判断するものではありません。
「自分は何を一番優先したいのか」
という視点で考えることが大切です。
リースバックのデメリットや注意点をさらに詳しく知りたい方へ
ここでは、実際のご相談をもとに、リースバックのメリット・デメリットを「何を優先するか」という視点からご紹介しました。
リースバックには、売却価格や家賃だけではなく、契約前に確認しておきたい注意点もあります。
「リースバックを利用してから後悔したくない」
「デメリットや注意点をもっと詳しく確認しておきたい」
という方は、こちらのページもあわせてご覧ください。
リースバックは価格だけで判断しないことが大切です
リースバックを検討するときは、
「通常売却ならいくらで売れるのか」
「リースバックならいくらで売れるのか」
という価格の確認はもちろん必要です。
しかし、それだけでは十分ではありません。
売却したあと、どこで、どのように暮らしたいのか。
現在の住居費と売却後の家賃を比べるとどうなのか。
毎月の家賃はいくらなら無理なく支払えるのか。
引っ越した場合、今の生活はどのくらい変わるのか。
そこまで考えて初めて、その方にとってリースバックのメリットが大きいのか、それともデメリットが大きいのかを判断できます。
ハウスドゥ大森海岸では、リースバックありきでご提案することはありません。
通常売却した場合とリースバックした場合、それぞれの売却価格や売却後の生活まで確認しながら、お客様が何を一番大切にされているのかを伺い、一緒に売却方法を考えてまいります。
リースバックを検討する前に、デメリットや注意点を詳しく確認しておきたい方はこちらもあわせてご覧ください。
「売却したいけれど、できれば今の家に住み続けたい」
「通常売却とリースバック、どちらが自分に合っているのか分からない」
という方も、まずはお気軽にご相談ください。
👉 ハウス・リースバックの流れや仕組みをもっと詳しく知りたい方は ハウス・リースバックのご案内ページをご覧ください。
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※住宅ローンの残債や今後の暮らし方を整理しながら、無理のない進め方を一緒に考えてまいります。
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