相続とは?
相続とは、亡くなった方(被相続人)の財産や権利・義務を、法律で定められた相続人が引き継ぐことです。
不動産・預貯金・株式などの資産だけでなく、借金などの負債も相続の対象となります。
相続の主な流れ
- 死亡届の提出:原則として死亡の事実を知った日から7日以内に提出する
- 相続人・遺言書の確認:戸籍謄本などを収集し、相続人や遺言書の有無を確認する
- 相続財産の調査:不動産・預貯金・有価証券・借入金などを確認する
- 遺産分割協議:必要に応じて相続人同士で財産の分け方を話し合う
- 相続登記:不動産を取得した相続人への名義変更を行う
- 各種名義変更:預貯金の解約や株式などの相続手続きを行う
- 相続税の申告・納付:申告が必要な場合は、原則として相続開始を知った日の翌日から10か月以内に行う
不動産と相続
不動産は現金と異なり、相続人同士で均等に分けることが難しい財産です。
そのため、相続した不動産を売却して現金化し、相続人同士で分ける「換価分割」という方法が選ばれることもあります。
相続した不動産を売却する場合は、原則として相続登記を行い、相続人へ名義を変更してから売却手続きを進めます。
なお、2024年4月1日から相続登記が義務化されており、原則として不動産を相続したことを知り、かつ所有権を取得したことを知った日から3年以内に申請する必要があります。
相続する際の主な注意点
- 相続放棄:借金などの負債を引き継ぎたくない場合は、原則として自己のために相続が開始したことを知った時から3か月以内に家庭裁判所で手続きを行う
- 限定承認:相続によって得た財産の範囲内で債務を負担する方法で、原則として相続人全員で手続きを行う必要がある
- 遺産分割協議:相続人同士で話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所での調停などが必要になることがある
- 相続税:財産の評価額や基礎控除額などによって申告の要否が異なるため、必要に応じて税理士に確認する
相続には法律や税金、不動産の権利関係などが複雑に関わります。特に不動産を相続する場合は、早めに財産や権利関係を整理し、必要に応じて専門家へ相談することが大切です。