ハウス・リースバックをご検討中のお客様より、訪問査定のご相談をいただきました。
お客様は過去に不動産売買のご経験があり、セットバックや測量についてもある程度ご存知でした。そのため今回は、机上査定の金額とハウス・リースバックでの買取価格に差が出る理由を、物件条件と今後の住まい方を含めて整理しながらご説明しました。
机上査定とリースバック価格に差が出る理由
机上査定では、現地で測量をしていない段階のため、どれだけセットバックが必要になるかまでは確定できません。
そのため、査定書では減少後の面積ではなく、謄本上の面積をもとに算出することになります。一方で、実際の売却やハウス・リースバックでは、道路後退後の宅地面積や再販のしやすさが大きく影響します。
今回の物件は、更地渡しを想定した場合には解体も必要になるため、その点も含めて通常売却とリースバックの考え方の違いをご説明しました。
ハウス・リースバックは長く住む前提の仕組み
ハウス・リースバックは、不動産を売却したあとも賃貸として住み続ける仕組みです。
通常の不動産会社による買取は、購入後に再販することを前提に価格を考えます。一方で、ハウス・リースバックはお客様が住み続けることを前提に所有するため、すぐに再販できるわけではありません。
そのため、売却価格だけでなく、将来の賃料とのバランスも重要になります。売却価格が上がれば、その分、賃料も上がる可能性があります。
想定していた金額との違い
お客様は、更地渡しでの売却価格を踏まえると、ハウス・リースバックでもある程度まとまった金額になるのではないかと考えられていました。
しかし、実際のご提案内容は、お客様が想定されていた金額とは大きく差があるものでした。
この差について、通常売却とリースバックでは目的や価格の考え方が異なること、また今回の物件ではセットバック後の面積が大きな判断材料になることをお伝えしました。
セットバック後の宅地面積が重要
今回のご相談では、セットバックがどれだけ必要になるかによって、ハウス・リースバック自体が取り組めない可能性がありました。
特に、宅地面積が40㎡以上維持できるかどうかは、今後の提案内容に関わる大切なポイントです。
そのため、まずは仮測量を行い、セットバック後の面積を確認することをご提案しました。仮測量を行うことで、より正確な売却額やリースバックの可否を判断しやすくなります。
どの売却方法でも測量は必要になる
リースバックにする場合でも、通常通り売却する場合でも、今回のような物件では確定測量が必要になります。
仮測量の費用は5万円〜10万円程度が目安となりますが、売却を進める場合には、測量費用を売却後の残金決済時に支払えるケースもあります。
弊社からご紹介する場合には、そうした対応が可能な測量士をご紹介できることもお伝えしました。ただし、仮測量後に売却をやめる場合には、仮測量費用のお支払いが必要になります。
通常売却の方がよい可能性もある
お客様には、もしお引越しが可能であれば、ハウス・リースバックよりも通常通りの売却を選んだ方が、今後の生活費を確保しやすい可能性があることもお話ししました。
ハウス・リースバックは、住み続けたい場合には有効な選択肢です。
一方で、数年以内にお引越しができる場合や、生活資金をしっかり残したい場合には、通常売却の方が条件として合うこともあります。
ご家族と相談しながら進めることに
今回のお客様は、ご家族とも相談したうえで今後の方向性を決めたいというご意向でした。
そのため、ご家族にも内容をご説明する機会をいただけるようお伝えし、今後ご連絡をいただく流れになっています。
不動産の売却は、価格だけで決められるものではありません。住み続けたい理由、引越しの可能性、今後の生活費、ご家族の事情などを含めて考える必要があります。
まずは一緒に選択肢を整理することが大切です
ハウス・リースバックを希望されていても、物件の条件によっては取り組みが難しい場合があります。
ただし、その場合でもすぐに諦める必要はありません。通常売却、一定期間住み続ける方法、他社のリースバックの可能性など、状況に応じて整理できる選択肢があります。
ハウスドゥ大森海岸では、売却価格だけでなく、その後の生活まで含めて一緒に考えています。リースバックがよいのか、通常売却がよいのか迷われている方も、まずはご相談ください。
👉 ハウス・リースバックの流れや仕組みをもっと詳しく知りたい方は ハウス・リースバックのご案内ページをご覧ください。
無料相談フォームへ
※住宅ローンの残債や今後の暮らし方を整理しながら、無理のない進め方を一緒に考えてまいります。
関連記事
-
大田区でハウス・リースバックをご検討の方へ。デメリットや注意点を事例とともに分かりやすく解説します。相続・住み替え・空き家対応まで地域密着でサポート。女性スタッフのみが在籍し、宅建士資格者が丁寧に対応します。秘密厳守や無料査定など、安心してご相談できます。お気軽にご相談ください。2025.09.02【2025年版】大田区のハウス・リースバック|デメリット・注意点・相談事例と安心の女性スタッフ対応
-
60代で住宅ローン返済が厳しくなってきた時、住み続けたい気持ちを大切にしながら今後の進め方を考えることが大切です。今回は、通常売却とハウス・リースバックの違いや、それぞれの判断ポイントを比較しながらわかりやすく解説します。2026.05.20【比較】60代で住宅ローン返済が厳しい時 住み続けたい方が知っておきたい通常売却とハウス・リースバックの違い
-
不動産売却の目的を確認することから始まり、査定・媒介契約・内覧・売買契約・引渡しまで12ステップで解説。相続や住み替え、住宅ローン返済がある場合の注意点も紹介し、初めてでも安心できる基本の流れをまとめました。2025.10.24【COLUMN】不動産売却の流れと手順を12ステップでわかりやすく解説|相続や住み替えにも役立つ基礎知識
-
初めての不動産売却では、想定外の諸費用や税金に戸惑う方も少なくありません。本記事では仲介手数料・印紙税・登記費用・譲渡税など代表的な費用を分かりやすく解説し、費用負担の目安や注意点をまとめています。安心して売却を進めたい方はぜひ参考にしてください。2025.10.10【Q&A】初めての不動産売却で必要な諸費用(仲介手数料・印紙税・登録免許税)と税金の基本を解説
-
2021.08.20媒介契約について |大田区で不動産のご相談ならハウスドゥ!大森海岸店
-
ハウスドゥ大森海岸の「ハウス・リースバック」は、売却後も住み続けられる安心の仕組み。住宅ローン残債ありでも対応可能。大田区での資金調達や住み替え相談を、豊富な実績と女性スタッフならではの細やかさでサポートします。2025.09.10ハウスドゥ!の 『ハウス・リースバック』だけのサービス|大田区で不動産のご相談ならハウスドゥ 大森海岸
-
2021.09.01不動産価格の決まり方|大田区で不動産のご相談ならハウスドゥ!大森海岸店
-
2021.10.08売却するにも費用かかるの?必要な手数料や税金について
-
大田区で不動産売却を進める際、古家付きのまま売るか、解体して更地で売るか迷うことがあります。今回は、それぞれの違いや判断ポイント、物件条件によって考えたい進め方を比較しながらわかりやすく解説します。2026.04.24【比較】大田区の不動産売却は解体して売る?そのまま売る?進め方の違いと判断ポイントをわかりやすく解説
-
2021.09.14不動産売却におけるFPの相談事例|大田区で不動産のご相談ならハウスドゥ!大森海岸店
-
2021.09.04自分で不動産価格を調べる方法|大田区で不動産のご相談ならハウスドゥ!大森海岸店
-
2021.09.10信頼できる営業担当の見極め方|大田区で不動産のご相談ならハウスドゥ!大森海岸店
-
家族が売却に消極的な不動産売却では、価格だけでなく、ご本人やご家族それぞれの気持ちや事情を整理することも大切です。今回は、査定書を材料にしながら家族で話し合いを進めた実際の相談事例をご紹介します。2026.04.04【相談事例】家族が売却に消極的な不動産売却の進め方と手順を実際のご相談内容をもとにわかりやすく解説
-
ハウス・リースバックと通常の賃貸契約の違いを現場の視点からわかりやすく解説します。売却後も引っ越しをせず自宅に住み続けられる仕組みや、初期費用・入居審査の考え方など、住み替えで迷いやすいポイントを丁寧に比較します。2025.11.28【比較】ハウス・リースバックと賃貸契約の違い|売却後も引っ越しせず住み続けられる仕組みを解説
-
住宅ローンの返済が難しくなった時に検討される「リースバック」と「任意売却」を比較。住み続けられるか、資金の使い道、生活への影響まで、メリット・デメリットを実務目線でわかりやすく解説します。2025.11.04【比較】リースバックと任意売却の違いを徹底解説|住み続けたい?手放す?返済困難時の選択肢を詳しく解説